’ 門はヒラかれた ’

 

先日ご紹介しました、

RaBi RaBi のNEW ALBUM (vocalパートはソーラーエネルギー録音!)の

power全開な音源と共に、

 

貴重で力強いメッセージが届けられました!

 

 

3人が交流を続けているという、

 

福島いわき市在住の木版画家

大久保草子さんによる震災の心象風景を描いたポストカードとメッセージです。

 


 

 

精一杯だった一昨年以上に 重く大きな問題に直面して来た昨年


体調を崩す人も多かった冬 けれども表面の現実とは逆に いわきで


そして世界のあちこちで全く新しい春が始まろうとしているのを感じます


3.11 は天災と言うより 私たち自身が育てあげて来た大きな反省でした


震災以降 私たちは確かに変わった そして今も変わり続けています

 

死を超えて生きること 見知った互いの存在が既に自分の一部であること


遠く離れて想いを送る人の心が 時にその場の者以上に震えること


塞いでいたものは開けること その地の独特の力が体に湧き上がること


各々の素直な違いや本気の想いが ありえないタイミングを生むこと


自然が用意する絶妙な調和 大切なものと どっちでも良かったもの・・・


私たちは 今を生きているのが他でもない自分自身であり 現実とは


想像以上に底知れぬ物なのだと ようやく気づき始めたのかも知れません


 

                2013.3.11  福島県いわき市にて 草子

 

2011.ぐいぐい きりきりと締めつけあう心の波が

 

もうこれ以上無理なところまで絡み合い伸び上がる

 

3.11. バーンと弾ける 祝のクス玉 紙吹雪

 

放射能とも呼ばれる光の粒子は 目には見えなくても

 

触れた者の心に特別な変化を開いた・・・

 

やがて 風や 波や 祈りによって

 

成層圏まで吹き上げられた粒子は種子となり

 

舞い降りた土地に 新たな芽を発しながら拡がりつづけている 

 

 

 

 

                                    「・・・」木版画 2011.6.   Sooko Ohkubo